前回までの記事で「転職準備」「履歴書、職務経歴書などの応募書類準備」を紹介してきました。
今回は『転職成功完全マニュアル』の第3回として面接対策に関してお伝えしたいと思います。
提出した履歴書・経歴書などで書類選考を通過したら、いよいよ面接です。
どんなに素晴らしい履歴書や職務経歴書を作っても企業はそれだけで採用することはありません。
その先には面接があり、その面接を突破して初めて採用となります。
面接突破の鍵は事前準備!
面接突破の鍵は事前準備です!!
転職面接では、「面接官から聞かれたことに対してこれまでの経験や実績をベース答えればいい」と思っている方もいらっしゃると思いますが、それでは不十分です。
転職面接を受けるのは1人ではありません。書類選考を突破したライバルの中でどのようにして自分をアピールするのか?面接対策にこそ綿密な計画と準備が必要なのです。
面接官は事前に履歴書や職務経歴書をチェックしているので、あなたの学歴・職歴などから一定の評価をしています。
基準をクリアしなければ面接に参加することはできないので、書類選考を通過したこと自体は自信を持って良いと思います。しかし人気企業の場合は同じポジションを目指しているライバルが複数いることは間違いありません。事前準備で差をつけましょう。
面接に参加する企業のことを、どれくらい知っていますか?
あなたは、面接に参加する企業のことを、どれくらい知っていますか?
・ホームページは隅から隅まで見ましたか?
・上場している会社なら決算情報なども見ましたか?
・経営幹部が書籍を出している場合などは読みましたか?
・事前に面接官が誰かわかっていれば、面接官についても調べましたか?
もちろん、これらのことを実行している人は多くありません。面接は時間も限られるので、ほとんど聞かれることはないかもしれません。
しかし、これらの情報を事前に入手して面接に臨むと余裕がうまれます。
面接での質問も「この質問は、こんなことを気にしているからだな」とか、相手の考えを予測することもできるかもしれません。
なにより最終面接に近い面接では面接官は想定問答で、どこにでも答えるような回答で魅力を感じることは多くないと思います。他の候補者とは違うと感じてもらうためには、その企業に対する深い理解が必要だと思います。
そして、これらの情報をもとに自分が採用されたら「ここが課題だから、こんな貢献ができるのではないか?」と想像を巡らしておくことは、面接対策はもとより、入社後に活躍するための準備にもなります。
模擬面談もオススメ
あと転職エージェント経由で書類選考を通過した場合は模擬面談を受けるのもオススメです。
自分では気付かなかったプロの意見は参考になるはずです。
転職エージェントの中には採用企業の社風や採用担当の人柄なども把握しているケースがあります。書類選考が通過したら積極的に転職エージェントを活用しましょう。
おすすめの転職エージェント
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面接の時間と場所の確認
転職活動では仕事後に面接に参加するケースも多いと思います。面接がある日は夕方以降に大切な会議や商談などは入れないようにしましょう。
また面接に遅刻することがないように、最寄り駅から面接場所までの道順なども事前に確認しておきましょう。
面接会場には面接開始時間の10~15分前には到着し、5分前には受け付けを済ませるようにしておきましょう。
面接の流れ
中途採用面接の一般的な流れは、下記のとおりです。
- 自己紹介(自己PR)をする
- 転職理由を聞かれる
- 志望動機を聞かれる
- 業務内容や条件などの説明を受ける
- 質問をする
企業によって若干の違いはあるでしょうが、基本的な流れはこんな感じだと思います。
面接は応募者が企業を見極める場でもある
面接は、企業が応募者を見極める場だと考えている方が多いと思います。もちろん面接官が応募者にさまざまな質問をして、採用企業やポジションにふさわしい人物か、見極めようとします。
履歴書だけではわからない人柄はもちろん、履歴書や経歴書に書かれていることに矛盾がないか深掘ってきます。
しかし、見極めるという点では、応募者が企業を見極める場でもあるのです。ホームページや募集要項などではわからない企業の現状や、一緒に働くであろう上司候補とも会うことになると思いますので疑問に思っていること、不安に思っていることなどは最後の質問などで確認した方が良いケースもあります。
仮に内定が出たとしても疑問や不安に思っていたことが入社後に悪影響が出るようなことなら面接の場で確認しておいた方がお互いのためだと思います。
まとめ
今回は『転職成功完全マニュアル』の第3回として面接対策に関してお伝えしました。良くある「想定される質問と、その解答例」みたいなことは書きませんでした。なぜなら、そのような底の浅い準備では転職後に「合っていない」などがわかる不幸な転職になるケースがあると感じているからです。
是非、しっかり準備して、応募企業のことも自分のことも理解した上で後悔のない転職活動にしてもらえたら幸いです。皆さんの転職成功をお祈りしています。
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