#36 仮説思考とは?仮説思考のプロセスから仮説思考力の鍛え方までを徹底解説!

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思考法

ビジネスの現場で課題を解決しようとする時に、情報が揃うまで検討がすすめられないとしたら課題解決を実施するころには、手遅れになってしまうようなケースもあると思います。

今回は限られた情報で施策を検討する際に活用できる「仮説思考」について、詳しく解説していきます。

この記事を書いた人
シマダオ

大企業の社内起業家。役員会での承認獲得のプロフェッショナル(直近2年間は役員会付議承認率100%)。BizDev時代に担当スタートアップ5社がIPO(株式上場)を達成。専門はマーケティングと交渉業務。

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仮説思考とは

仮説思考とは、「こうなるのではないか」と仮の結論(仮説)を設定する思考法です。仮説を設定することで、「調査すべきこと」「考えること」を大幅に絞り込み、効率よく仮説検証を進めていくことが出来ます。

限られた情報からでも「仮説」を先に想定した上で、「逆算」するように、その仮説に必要な根拠を探していきます。

仮説思考のプロセス

仮説思考で課題に取り組む際は、以下のプロセスで思考します。

課題・問題を特定する

仮説思考をおこなう課題・問題を特定します。

状況の観察・分析

仮説思考の状況の観察・分析のフェーズでは、現状を観察して課題や問題の裏にある背景にあるものが何かを推察します。状況の観察・分析のフェーズで注意すべきなのは、情報を集め過ぎないことです。仮説を持たずに情報収集をおこなうと、際限なく情報収集を続けてしまうことになります。

今ある情報だけでは問題解決の仮説が立てられないような場合は、仮説設定に必要な情報も仮説を立てて、その情報に限定して情報収集をおこないます。

仮説の設定

仮説の設定フェーズでは、So What?(だからどうした)とWhy So?(なぜそうなのか)を問い続けて、課題を深掘ります。課題を深掘りすることで、問題解決につながる深層的な仮説を設定することができます。

仮説の検証

仮説の検証フェーズは、仮説を証明するためにリサーチを行ったり、実際に検証したりします。自分が立てた仮説が正しいのか?正しくないのか?を明確にできるようにリサーチや検証をおこないます。

具体的にはお客さまや現場へのヒアリング、インタビュー調査や製品を使った検証でデータを取得します。

新規事業での仮説検証は下記で詳しく紹介しています。

仮説の修正

はじめから正しい仮説を立てられるケースは稀です。仮説検証で仮説に無理があることが判明したら仮説の修正をおこないます。

仮説検証で得られた意見やデータを基に新たな仮説を立てて仮説検証を繰り返します。

筋のよい仮説を立てるために活用できる思考プロセス

クリティカルシンキング

クリティカルシンキング(critical thinking)とは、日本語にすると「批判的思考」と訳されまます。クリティカルシンキングでは、「本当に正しいのか?」という視点を持って感情や主観に流されずに物事を判断しようする思考プロセスです。

ゼロベース思考

ゼロベース思考とは、今まで持っている知識や思い込みがない状態から物事を考える思考プロセスです。

仮説思考力を高める方法

仮説思考は、質の高い思考体験でのみ高められます。実際の課題に取り組むことで仮説思考力を高めていきましょう。仕事以外でも意識することで仮説思考力は高められると思います。

自分の意見や考えを持つようにする

日頃から自分が興味関心を持ったものに対して、意見や考えを持つことを意識します。例えば「ヒット商品が売れている背景や理由は何なのか?」「新型コロナウィルスの感染拡大を止めるにはどうしたら良いか?」など世の中の流行やニュースなどに自分なりの意見や考えを持つようにします。

自分の意見や考えに矛盾がないか意識する

日常的に自分の意見や考えを持ったら、その意見や考えに矛盾がないか「So What?(だからどうした)」「Why So?(なぜそうなのか)」を自問するようにします。例えば「ヒット商品が売れている背景や理由が若者たちがSNSなどでバズらせているから」だとしたら「Why So?(なぜそうなのか)」と考えを深掘っていきます。

仮説思考を高めたい人にお薦めの書籍

「イシューからはじめよ」では、仮説思考をおこなう前の「解くべき問題の見極め」が重要だと説かれている。仮説思考の前提だが、とても本質的な課題提起だと思います。著者の安宅さんは元脳科学者でマッキンゼーでコンサルタントをした後にYahoo!JAPANでCSO(チーフストラテジーオフィサー)をしながら慶応大学環境情報学部教授という異色の経歴です。

本の題名がそのまま「仮説思考」です。仮説思考を使えば、手元にあるわずかな情報だけで、最初にストーリーの全体構成を創ることができると説いています。著者の内田さんはボストンコンサルティング グループ(BCG)の日本代表を務められた後に、早稲田大学ビジネススクールで教授をされています。安宅さんもそうですがコンサルティングファーム出身者は仮説思考力が高い方が多いですよね。

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問題解決を開始する際には、最終アウトプットイメージ(ゴール仮説)を持つことを解いています。著者の佐渡 誠さんはKPMGコンサルティングのコンサルタントの方です。

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「地頭力を鍛える」がテーマにしているフェルミ推定は、自分が全く知らないこと対して、知識と仮説思考を用いて概算を導き出す方法論です。著者の細谷さんは東芝を経てアーンスト&ヤング・コンサルティング(現クニエ)のコンサルタントです。

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まとめ

仮説思考は、日常的に思考を繰り返すことで使いこなせるようになります。仮説思考を身につけ、質の高い仕事を目指しましょう!

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