#38 新規事業の狙い目! | アイデアの発想法 | 活用できるフレームワークを紹介

新規事業

新規事業を発案しなければならないのにアイデアが思いつかない…

今回はそんな方のために新規事業アイデアの発想法を伝授します。

この記事を書いた人
シマダオ

大企業の社内起業家。役員会での承認獲得のプロフェッショナル(直近2年間は役員会付議承認率100%)。BizDev時代に担当スタートアップ5社がIPO(株式上場)を達成。専門はマーケティングと交渉業務。

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新規事業アイデア発想の前に

新規事業アイデアの発想法をお伝えする前に、成功する新規事業を立ち上げるためには、アイデアから発想しはじめない方が良いということをお伝えしたいと思います。

新規事業や新規サービスは、「既存のサービスや商品では解決できていないこと」や「 既存のサービスや商品の解決法への不満」などを解決する視点を持って新規事業を検討することで、圧倒的に質の高い事業(サービス)アイデアの創出につながります。

顧客課題の探し方はコチラ

#02 【STEP1】新規事業ではアイデアではなく顧客課題を探す | 新規事業立ち上げプロセス
大企業の現役新規事業責任者が新規事業を立ち上げるプロセスを徹底解説します。今回は【STEP1】顧客(候補)の課題を探すを解説します。相談を受けていると『新規事業(事業開発)は誰も思いつかないようなアイデアを着想するもの』というイメージを持っている方が一定数います。

動画でも紹介してます。

https://youtube.com/watch?v=r2QEBSaigHI%3Ffeature%3Doembed

新規事業アイデアの発想フロー

顧客課題を明確にしたら、いよいよ新規事業アイデアを発想します。

ちなみに具体的な新規事業アイデアを発想 方法をご紹介する前に新規事業(イノベーション)での課題解決策を分類してみました。新規事業には大別すると「代替価値提供型」と「価値創出型」の2つがあると考えています。さらに「代替価値提供型」は「機能向上型」と「対象絞込型」に整理することができると思います。課題に対して、どのような視点で解決策を検討するかの参考にしてもらえればと思います。

新規事業とマーケティングが大好きなおじさんの経験と知識を棚卸するブログ

詳しくはコチラ (事例なども紹介しています)

#03 【STEP2】課題の「解決策」を検討する | 新規事業を立ち上げるプロセス
大企業の現役新規事業責任者が新規事業を立ち上げるプロセスを徹底解説します。今回は【STEP2】課題の「解決策」を検討するを解説します。具体的な課題解決策の検討方法をご紹介する前に新規事業(イノベーション)での課題解決策を分類してみました。新規事業には大別すると「代替価値提供型」と「価値創出型」の2つがあると考えています。さらに「代替価値提供型」は「機能向上型」と「対象絞込型」に整理することができると思います。課題に対して、どのような視点で解決策を検討するかの参考にしてもらえればと思います。

新規事業アイデアを発想する時に活用したいフレームワーク

新規事業アイデアの検討に使えるフレームワークをご紹介します。フレームワークを活用しながらアイデアを検討してみてください。

オズボーンのチェックリスト

オズボーンのチェックリストは、ブレーンストーミングを作ったアレックス・F・オズボーン氏が考案したフレームワークです。

  • Put to other uses(転用):他に使い道はないか?
  • Adapt(応用):他に類似したものはあるか?過去のアイデアは使えるか?
  • Modify(変更):大きさや色の変更は可能か?
  • Magnify(拡大):大きくしてみたらどうか?
  • Minify(縮小):小さく、軽くしてみたらどうか?
  • Substitute(代用):他のものに置き換えられないか?
  • Rearrange(置換):置き換えてみたらどうか?
  • Reverse(逆転):逆にしたらどうか?
  • Combine(結合):組み合わせてみたらどうか?

SCAMPER法

オズボーンのチェックリストをボブ・イバール氏が改良したフレームワークがSCAMPER法です。7つの切り口をもとにアイデア発想を助けるフレームワークです。「SCAMPER」とは、「Substitute(代用)、Combine(結合)、Adapt(応用)、Modify(修正)、Put to other uses(転用)、Eliminate(削減)、Reverse・Rearrange(逆転・再編成)」の略で、これらの質問に答える形で発想を促すというフレームワークです。

  • Substitute(代える):他のものに置き換えられないか?
  • Combine(組み合わせる):複数の製品をどのように組み合わせることができるか?
  • Adapt(適応させる):他に類似したものはあるか?過去のアイデアは使えるか?
  • Modify(修正する):大きさや色の変更は可能か?
  • Put to other uses(他の使い道):他の使い方がないか?
  • Eliminate(削減する):現在の製品から取り除けるものはないか?
  • Reverse・Rearrange(逆転・再編成):逆にしても可能か?並べ替えをしても可能か?

ポジショニングマップ

顧客課題を探すでも紹介しましたがポジショニングマップも「解決策」の検討でも活用できます。

ポジショニングマップは、ターゲットとなる市場において、各社の商品やサービスがどのような立ち位置にあり、自社がどの位置を目指すのかを明確にするフレームワークです。
まず、顧客が商品を購入する場合に重要視する要素を2つ選び、それをタテとヨコの軸に設定します。次に、競合他社の商品がどこにあるのかをマッピングし、自社商品がどこを目指すべきなのかの検討材料にします。

縦軸と横軸を何にするのかを考えていくと課題も整理されていく便利なツールです。

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新規事業の狙い目

私が考えている新規事業の狙い目業界を紹介しようと思います。

飲食業界

コロナ禍で最も大きな変化を求められている業界が飲食業界ではないかと思います。度重なる営業自粛要請などもあり市場規模も激減しています。

出典:Foodist Media

市場規模が激減しているものの、依然として2.1兆円と巨大な市場規模であるというのが狙い目である理由の1つです。

もう1つは、代替市場として中食市場が急拡大している点だ。

この変化はコロナによる影響が大きいと思うが、市場が新しいため、まだまだ未完成な市場で市場参入の余地があるのではないかと感じる。

実際に外食や中食を利用して不満や課題を感じている人は、その不満や課題を解決することをビジネスアイデアとして深掘ってみると面白いビジネスアイデアとなる可能性があるのではないかと思う。

飲食業界で注目のサービス

・Uber Eats
・出前館
・Woltなど

古い業界(例:建設業界)

2つ目の狙い目の市場は古い商習慣などが残っている業界である。例えば建設業界は国土交通省が発表している建設投資額でみると63兆円の市場である。

出典:国土交通省 総合政策局建設経済統計調査室「建設投資見通し」

30年前は80兆円前後の市場規模があったのが42兆円台まで低下しているが、直近で市場が拡大していることがわかる。また別のデータでは市場規模は回復しているものの就労人口は減少から横ばいが続いており、慢性的な人手不足となっているようだ。

また市場規模に占める維持修繕費の割合が高まっていることも大きな変化なのではないだろうか。

出典: 国土交通省「建設工事施工統計調査」

また、就労人口の年齢が他産業と比較して高く、女性の就業率も高いようだ。

建設業界で注目のサービス

・ANDPAD
・助太刀
・Chex

狙うべき市場の条件

業界の市場規模

一定以上の市場規模があることが狙うべき市場の1つ目の条件かなと思います。初期は、その市場のニッチな課題の解決から参入することになるかもしれませんが、サービスを拡大する際に市場自体が大きくないとサービスの拡大余地が狭まってしまいます。

例えば、趣味でサバイバルゲームをやっている人が増えています。コロナ前には市場規模は105億円程度になっています。仮にサバイバルゲームを趣味でやっていて課題を感じるので、新規サービスを企画しても狙える市場が小さすぎて事業を拡大させるのが厳しくなります。

変化のある(変化が求められる)業界

新規事業やサービスを検討するなら変化のある業界(もしくは変化が求められる業界)の方が、顧客課題を発見しやすいと思います。直近なら、新型コロナウィルスの影響がある業界やIT化などが遅れている業界などが狙い目だと思います。

新規事業検討で参考になる書籍

リクルート「創刊男」の大ヒット発想術

リクルートの すごい構“創”力 アイデアを事業に仕上げる9メソッド

新規事業ワークブック

思考法図鑑 ひらめきを生む問題解決・アイデア発想のアプローチ60

ゼロからつくるビジネスモデル

アフターコロナのニュービジネス大全 新しい生活様式×世界15カ国の先進事例

妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方

アイデアは図で考えろ!

トリーズの9画面法 問題解決・アイデア発想&伝達のための[科学的]思考支援ツール

新事業開発 成功シナリオ ―自社独自の価値を創造し、成功確率を高めるための実践論

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まとめ

今回は、 新規事業アイデアの発想法をご紹介しました。

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